【特別寄稿】平成30年3月27~29日「天皇皇后両陛下沖縄県行幸啓」の報告

平成28年8月8日、象徴としてのお努めについての天皇陛下のおことば(ビデオ)におきまして、『私はこれまで天皇の務めとして、何よりもまず国民の安寧と幸せを祈ることを大切に考えて来ましたが、同時に事にあたっては、時として人々の傍らに立ち、その声に耳を傾け、思いに寄り添うことも大切なことと考えてきました・・・。』等、おぼしめしを伝えられました。

今回の行幸啓は、皇太子時代を含めて11回目の沖縄ご訪問でありまして、特別機でご到着1時間半後には、沖縄平和祈念堂ご訪問。国立沖縄戦没者墓苑へは白菊をご供花なされ、御霊に鎮魂の祈りを捧げられました。

礼拝後、平和祈念財団関係者ならびに沖縄県遺族連合会、そばで見守っておられた遺族へ歩み寄り、「こんなにもたくさんの戦没者をお守りいただきありがとう」、「遺族の方も年を取られて、長い間ご苦労様です」、「お大事に」等々。ねぎらいのお言葉をお掛けになりました。

宮内庁幹部は今回の訪問について「先の大戦の地上戦で多大な犠牲を払い、戦後も米軍施政下に置かれるなど、苦難の道をたどった沖縄に、両陛下は常に心を寄せてきた」と明かし「来年5月の代替わりの後は、なかなか訪れるのは難しいかもしれないが、今後も思いは変わらないということを示す旅だ」と語った。(平成30年3月29日付八重山日報の記事より引用)

27日は、那覇空港から糸満までの小禄(おろく)地区沿道(帰路含む)で約千五百名。また、糸満管内である、糸満西崎球場前交差点より平和祈念公園間の沿道12ポイントでは、老若男女、総勢約三千六百名が、日の丸と横幕にて御奉迎申し上げました。

その日の夜は、陸上自衛隊第15音楽隊ならびに航空自衛隊南西航空音楽隊の特別合同音楽隊が先導した、「天皇陛下奉迎提灯大パレード」が那覇市の緑が丘公園を出発し、国際通りでは観光客等、道行く人々がパレードに向け日の丸小旗を振って祝福してくれました。

その後、パレードは奥武山(おうのやま)公園まで行われ、「提灯奉迎の集い」では、約五千名が結集し、ハーバービューホテルから望む奥武山側の国場川沿線を奉迎提灯で埋め尽くされた・・・待望・・・午後8時過ぎ。

弥栄(いやさか)を願う「天皇陛下万歳・々・々」の三唱のあと、天皇皇后両陛下のご答礼を賜り、『大変大勢で有り難う。皆さんの灯かり、とても奇麗に見えました』とのお言葉も頂戴し、参加者全員が大歓喜のもと大成功の裡に終えました。

天皇皇后両陛下の28日ご予定は、沖縄最西端の島、与那国島を始めてご訪問され、島内各施設などをご視察なされ、約二千名を超える島民が奉迎したと聞いております。

最終29日は、ホテルから豊見城(とみぐすく)市空手会館までの沿道奉迎は、平日でもおよそ五百名。我々南部支部の母体市である「空手会館」入口には、豊見城市関係者ならびに近郊住民が押しかけ、約八百名が「天皇陛下万歳・・・・」の大歓待のなか、館内をご視察なされ、世界発祥である沖縄空手の神髄演武をご覧になられ、午後3時、県議団ならびに那覇市議団含め大勢の奉迎者の歓待の元、ご無事に還幸啓なされました。

(南部支部顧問 真栄田強)

シェアする